イノベーションの最終解 第3章-3:戦略的選択 ー 重要な選択を見極める
業界の自然な進化の過程に変化を起こし得る要因は大きく3つ考えられる。
- 新規参入企業が誤った準備計画を実行する
- 準備計画とは、企業の人材採用、戦略策定プロセス、資金源に関するさまざまな意思決定のことである。
- 誤った決定による初期条件のせいで、新規参入企業は誤った市場に足がかりを築こうとする場合がある。
- 新規参入企業が既存企業と重複するバリュー・ネットワークを構築し、既存企業が取り込みを行いやすい道筋をつくってしまう
- バリュー・ネットワークとは、上流のサプライヤーや下流の販路、その他の補助的な企業の集まりのことである。
- 新規参入企業は、既存企業のバリュー・ネットワークの中で競争するという選択を下すと、既存企業の価値基準への同調を求める圧力にさらされ、新規参入企業に何より必要な非対称性を失ってしまう。
- 既存企業が破壊のブラックベルトを得て、自らに働く力を有利に活用する能力を身につける
- 破壊的イノベーションの理論を理解すれば、企業も破壊をマスターすることができる。
豊富な資源と確立したプロセスを活用できる既存企業は、上記3つのうちのどの要因が選択されても、形勢を有利に逆転させることができる。